バイデン氏2000ドル現金給付か
バイデン氏は、議会が昨年末に承認した9000億ドル規模の追加新型ウイルス対策は極めて重要な一歩としながらも、国民の支援に必要な広範な取り組みの「頭金」でしかないと指摘。「特に金利が現在のような低水準にある時、財政赤字が膨らんだとしても直ちに行動を起こすことで労働市場の悪化が食い止められ、経済成長が後押しされ、経済に対する短・長期的な支援になることが経済調査で裏付けられている」と述べた。
その上で、ワクチン配布の加速化計画を含む景気刺激策の原案を来週、策定すると表明。「家計や中小企業に対する一段の直接支援が必要だ。家計への現金給付は600ドルでは全く足りない。2000ドル給付の実現に向けた作業を終えなくてはならない」と述べた。
ロイター
当初から2000ドルの現金給付をやってくるんじゃないかと言われていましたが、ジョージアでの上院選を民主党が制したことでいよいよ現実味を帯びてきました。2000ドルって約20万円ですよ!さすがアメリカ。今後も成長する国は違いますね。
でもForbes紙によると、昨年4月に行った年収7万5000ドル未満の人に対して一人あたり1200ドルの現金給付を行った時にどのように使われたかというと
ニューヨーク連邦準備銀行が6月に行った調査によれば、給付金を消費に充てた人はわずか29%だった。給付金の使い道は次のとおりだ。
・消費に充てた(寄付を含む):29.1%
フォーブズ
・貯蓄した:36.4%
・借金返済に充てた:34.5%
思ったほど消費に回ってない・・・w
しかもアメリカは8月にも大人一人あたり1200ドルを給付してたんだっけ。さらに失業給付も週600ドルとかすごいバラマキ具合。物価が高いイメージがあるから単純に比較できないけど・・・
気になったので公益財団法人国際金融情報センターが2018年9月18日に出した各国の物価水準ってのでみてたら・・・
卵1個 | 牛乳1㍑ | 牛肉1㌔ | オレンジ1㌔ | ビール350 | ビックマック | ガソリン1㍑ | テレビ | |
日本 | 23.2 | 208 | 2780 | 496 | 195 | 390 | 151 | 44829 |
アメリカ | 19 | 127 | 1172 | 513 | 125 | 563 | 84 | 13640 |
当時の円換算レートが1ドル112円前後だから今より円安ドル高。今は円が高くなってるからもっと差が開いてるかも。そう考えると外食は高いけど物価はどっちかっていうと安い?
日本は本当に世知辛いねぇ。日銀はETFなどにはじゃぶじゃぶ資金注入で株価を下支えしてるけど、投資してる人以外にはあまり直接的な恩恵はない。格差がさらに広がっているだけな気がする。
本当にこれからの社会は自分の身は自分で守らないと。お金は現金のままじゃどんどん価値が減っていく。今の100万円は額面では未来も100万円かもしれないけど、インフレが目標である以上は実質的な現金の価値は減っていく。
しかもこの低金利では銀行に預けてるだけでは価値の低下は収まらない。
日本はとにかく投資に対する教育レベルが低いので、自分で学んだりする必要があるけど、自分のお金を守る意味でもしっかり学習して実践して武器を身につける必要はあると思う。
最低でもS&P500のインデックファンドのETFもしくは投資信託を毎月積み立てるとかやっておけばよほどのことが起こらない限りは年5%前後は増えては行くんじゃないかな。もちろん投資は自己責任だけど自分のステージに合ったリスクを取れば大怪我はしないと思います。
もし投資に興味があるならまずは簡単な本を読んでみてはいかがでしょうか。
実際に読んでみた初心者におすすめの4冊