食べ物と飲み物の排泄の関係

食べた物の排泄にかかる時間

前回のダイエット実践録で軽く触れましたが、食べ物というのは胃で消化され、腸で吸収されてから全て排泄されるまでに24時間から72時間くらいかかると言われています。

なので、食べ物をたくさん食べると、食べたものが体内に残っているので、その分体重は増えることになります。ですから、たくさん食べた次の日に食べる量を少なくしたとしても劇的に体重が落ちたりはしないんですね。

水分の排泄にかかる時間

水などの水分に感じては諸説ありますが、飲んだ水分そのものが排泄されるのは体内で血液などで使われてからになるので長い時間がかかりますが、飲んだ分の水分の変わりに、体内の水分が循環的に尿や汗などとして排泄されていきますので、結果的には2時間から3時間くらいで排泄されると考えていいと思います。

ビールやお茶は?

利尿作用のあるビールやカフェインを含むお茶などを飲んだ場合はもっと早く、1時間くらいで排泄されると考えていいと思います。もちろん個人差もあって筆者なんかはビールを呑んでもすぐにはトイレが近くならずに寝ている時に何度も起きてしまうこともあります。高血圧の場合はこのように夜間頻尿になることも多いようです。ひどいときには1時間おきに目が覚めることもあって全く深い睡眠が取れずに疲れもとれません。睡眠が不足して血圧も上がる悪循環に陥ってしまいます。

夜に、お酒をたくさん飲んで、つまみをあまり食べなかった場合、寝る前の体重はものすごいことになってると思いますが、朝起きてトイレに行ってから体重を計ると、体重がかなり落ちてるのは、寝ている間に500mlペットボトル1本分くらいが汗などで発散されているからでもあります。

逆に、寝る前に塩分の多い食事(ラーメンとか)と水分を多くとると浮腫みの原因になって朝の体重は・・・なんてことに、夜飲みに行って帰りにラーメン一杯ってのはダイエット的には結構タブー。

排泄タイミングを理解して体重計測のストレスをへらす

排泄にかかる時間は、食事の内容によって変化します。水分と固形物で排泄にかかる時間に差があるので、水分量の少ない食事は排泄に時間がかかり、水分量の多い食事は比較的早めに多くが排泄されると考えてよいと思います。固形物は排泄に時間がかかり、水分は早めに排泄されるからです。また、食物繊維を多くとると排泄にかかる時間が早くなるようです。

直前までに食べた内容によって体重が左右されてしまうと思ったように体重の比較もできませんし、そもそも毎回食べた物の内容なども変わってくるので、そこでの体重を比較するのはどうかなと思います。できれば計測のタイミングや状況は同じようなときであることが重要です。だた、時間を同じにしても食べた内容が違えば結構変わってしまします。毎日体重を計って比較している人は、日々の変化に一喜一憂しているはずです。

そこで筆者は昔からダイエットのときには計測日を週に1日決めておいて、そこに向かって体重を整えていく方法を取っています。計測日の2,3日前から食事の固形物を減らしていき、前日とかはほとんどプロテインやフルーツなど水分量が多く、早めに排泄される内容にしていきます。そして、できる限りベストな状態で計測をして比較するようにしています。

週に2、3日の我慢ならけっこうなんとかなるものです。毎日我慢を目標達成までストイックにできる人はそもそもダイエットなんか必要ないですからね。

食べ物と飲み物の排泄の仕組みを理解してダイエットに役立てましょう。