1円玉が損? 損なことはない! 預金と貯金の違い
今朝ニュースを読んでいてふと目が止まったのが読売新聞オンラインのこの記事
1円玉は損なのか、500枚預けても預金額は「0円」…手数料の仕組みhttps://t.co/9Nn25YQPPG#経済
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) February 12, 2021
一応目を通しましたが、半分くらいは有料会員コンテンツだったから見てませんが、銀行の手数料問題のことでしょうかね。
確かに沢山の硬貨を銀行に持ち込むと手数料を取られます。銀行は両替商ですから、結果的に両替にもなるので手数料が取られます。預かるのも商売ですから。それで1円玉500枚持っていくと逆に手数料分払うとか本末転倒なことを記事では言ってるみたいです。
ただし、これはあくまでも銀行の話。もしかしたら有料記事の部分で触れてるのかもしれませんが、確認のために読売新聞購読する気にはなりませんので省きます。
結論から言うと、預金じゃなくて貯金すればいいって話。
預金と貯金の違い
簡単に言うと預金は銀行、貯金はゆうちょ銀行。もともとゆうちょ銀行は民営化で銀行ってついているけどスタートが違う、だから今でも預金と貯金で言い方を分けてるんです。
銀行はもともと両替商なのでお金が商品。両替にも手数料を取るように、大量の硬貨の預け入れでも手数料を取る。それが商売だからね。
ゆうちょ銀行はもともと郵政公社。民営化で銀行と同じような業務をやっている部門がゆうちょ銀行として切り離された形でわかりやすく銀行をつけてるけど、もともとは郵便貯金。その流れを引き継いでいて預金と様々なところで違いがあります。銀行の口座は複数作れるけど、ゆうちょは一人1口座。銀行預金はいくらでも預けられるけど1000万までが保護され、ゆうちょは全額保護だけど1300万円までしか貯金できない(普通貯金)。とか色々違いがあります。
ゆうちょなら硬貨を何枚でも無料で預けられる
ゆうちょ銀行のQ&Aです。時間がかかるので窓口に事前に連絡しておいたほうが無難ですが、手数料はかかりません。
だから、商売で駄菓子屋とかでも子供の持ってきた1円玉を断らないでやってほしいと思うな。そもそも駄菓子屋が消えてきてる問題はあるけど。
500円玉貯金とか、最近はスマホ決済とかで現金での支払いの機会が少なくなったけど、その分小銭とか持ち歩くのは邪魔なので貯めておいて、定期的にゆうちょに持っていくとかは結構アリだと思います。
ゆうちょ銀行ATMなら手数料無料で両替ができる
これはあまり知られていないんだと思いますが、1万円を千円にとか、千円を1万円にとかはゆうちょ銀行のカードがあればゆうちょ銀行のATMで簡単な両替ができてしまいます。
千円札を10枚預け入れて、1万円引き出せば1万円に両替。
ファミマとかの提携ATMじゃない、ゆうちょ銀行のATMならいまのところ手数料はかかりません。ショッピングセンター(ドンキとか)に置いてあるのでも硬貨が使えないだけで、この両替は可能。
千円札に両替するには
ゆうちょ銀行のATMで引き出すときに、1万円とか2万円を引き出すときに10千円、20千円と入力すると、千円札10枚、千円札20枚で出てきます。もちろん手数料はタダ!あまりやりすぎると千円札がきれたりしかねないのであくまで常識の範囲でおねがいします。